子どもにテレビを見せてよい時間は?大学教授からのアドバイス
妊娠中、幼児教育の選び方という講演会に参加したことがあり、大学で幼児教育の研究をしている先生のお話を伺いました。そのときの内容を備忘も兼ねて書いておきたいと思います。
0歳ー2歳までは、テレビもパソコンもスマホも見せないほうがいい
私は結構テレビを見るほうですし、スマホも使うので、子どもがそれらメディアに興味を示したら、どう対応したらいいか気になっていました。大学教授の先生によると、2歳までは、正直、どんなメディアも見せないほうがいい、と言い切っておられました。
理由は、テレビなど画面から出る光は、発達途中の赤ちゃんの脳には非常に刺激が強く、悪影響になってしまうから、でした。
実際に、アメリカの事例で、とある知育DVDが販売されていたのですが、赤ちゃんの視聴時間と発達の相関を調査したところ、DVDの視聴時間が長いほど、発達が遅れる傾向が明らかになり、DVD販売元は賠償金を保護者に支払ったケースがあったそうです。
これ、子どもによかれと思ってDVDを見せていた親御さん、とても悲しいですよね。赤ちゃんにメディアは不要、なんですね。
2歳ー6歳は、どのメディアも含めて2時間まで
2歳以降になっても、テレビ・スマホ・パソコンなどの映像はやはり脳にとって負担が大きいので、全部合わせて2時間以内にしましょう、というお話でした。
以前、ポケモンのTVアニメを見た子どもがけいれん等を起こした”ポケモン現象”が問題になっていましたが、メディアから出る光、特に赤い光は脳に刺激が強すぎるんだそうです。
子どもが大きくなるにつれて、アニメを見たり、自分でネット検索したりしたがる気がします。実際、友人のお子さんたちが、ママの携帯で動画やゲームをしたがる様子を何度も見たことがありますし。メディアを使う時間を管理するのが大変そうだな、と思いますが、成長のためを考えたら、がんばりどころなのかもしれないですね。
まとめ
テレビの視聴時間については、インターネット上でも様々な記事があるので、実際のところは?疑問だったのですが、専門家からばしっと事実ベースで説明をいただけて、メディアは幼児期には本当は必要ないんだな、と伝わってきました。
親の世代は、パソコン・スマホ・テレビの使用頻度は高いので、子どもと過ごす時間は、意識してメディア離れすることが必要そうですね。